研究科行事教員

竹内俊隆教授 最終講義

竹内俊隆教授  最終講義
「包括的核実験禁止条約(CTBT)交渉に参加して」

 2017年2月10日、国際公共政策研究科棟2階講義シアターにおいて、「包括的核実験禁止条約(CTBT)交渉に参加して」をテーマとして、竹内俊隆教授の最終講義が行われました。本講義には、学内外から多くの教職員、学生、企業関係者、そして研究仲間が聴講に訪れ、会場が満員となりました。

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 山田康博教授は冒頭の挨拶を務めて、竹内教授のこれまでの功績を讃えました。そして、講演会は和やかな雰囲気で始まりました。

 本講義では竹内教授が参加したCTBT交渉の内実に焦点を当てるもので、「核爆発の定義」が極めて困難であり、「核爆発連鎖反応を伴わない未臨界実験はゼロイールドなので許容」したこと、「ゼロイールドの検証は現在でも技術的に不可能」と語られました。

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とくに竹内教授は、「核実験シミュレーションの禁止は、我々のPCを政府・国際機関が監視・調査する権利を与える必要があります。」との指摘を行いました。講義終了後には、花束と温かい拍手が竹内教授に贈られました。

 (OSIPP博士前期課程 LIU PAN)