在学生

【院生投稿】Wei Liangshanさん(OSIPP博士後期課程)

成为研究者的契机:            (日本語は後述)
我的父亲是一名律师。从小受到父亲的影响,我就对法律中包涵的公平,正义以及对程序的尊重等价值取向极为向往。大学我选择了法律专业。在不断的学习中逐渐对环境法产生了浓厚的兴趣。大学毕业以后,我曾经迷惑于是选择成为律师还是继续研究成为学者。由于当时环境专门法庭尚未成立。很多环境问题隶属于民庭。作为律师在司法实践中能做的事情不多。而且我生性腼腆,所以我选择成为一名研究者。

为何日本留学:
环境法表面上要解决的是各种环境污染和环境破坏的问题。其实是要解决环境保护与经济发展如何取得平衡的问题。所以环境问题的本质是平衡问题。它不像民法当事主体的相对平等,也不像刑法有强烈的价值标准,根据社会文化和经济发展的不同,在环境保护与经济发展中选择的平衡方式也不同。中国目前在环境问题上像极了高度成长期的日本。这是我选择来日本留学的原因。同时我也喜欢日本的动漫以及日本带给我的和谐的氛围。这些让我选择了来日本留学。

为何选择OSIPP:
OSIPP作为法学,政治学,经济学相互结合的综合性研究科,在这里我可以学习对经济价值的衡量,我也可以学习对法律政策的解析,还可以学习对政治文化的理解。这些对我更深刻的理解环境法,掌握环境问题,很重要。而且我的原导师,松本老师对环境法的研究让我很钦佩。

研究内容:
环境问题由于自身的特殊性,很难通过传统的方式方法进行保护,目前中国正在建立和完善的环境公益诉讼制度,是对此问题的良好实践。我对其中原告资格的问题很有兴趣,进行着研究。

留学生活:
留学的生活有苦也有乐,但是,其中对我影响最大的是对成为“心有富裕之人”的向往。中国正在经历日本曾经经历过的高度成长期,快速变化的社会让人们变得浮躁而狂热。我在国内时,常常有莫名其妙的焦虑。这样的生活并不适合我。来到日本以后我渐渐慢了下来。究其一生来慢慢从事一项工作,即使无法大富大贵,也是很幸福的。这是我来日本5年,和日本文化进行冲突磨合后留给自己的宝贵财富。如果我一直在国内学习可能我就不会产生这样的想法。这也许就是留学的愿意所在吧。

未来打算:
博士毕业以后,希望自己能回国进入高校成为一名老师,继续在环境法领域研究。同时,如果能让自己未来的学生对日本的法律和文化产生兴趣,甚至是促成他们来日本留学,那就更好了。希望我能为中日之间的交流做点什么就好了。

 

********************(日本語版)********************

 

現在、私はOSIPP博士後期課程3年に在籍しています。私から見たOSIPPの特色や学生生活などを書こうと思います。

なぜ研究者になりたいのか:
幼いころから、弁護士である父の影響を受けながら、私は法律に含まれる「公平」・「正義」・「手続きへの尊重」などの価値観を望んできました。そのため、僕は大学では法律を専攻し、学習を通じて環境法に興味が湧いてきました。大学を卒業した後、僕は弁護士になるか学者になるか迷いましたが、当時、環境専門法廷はまだ設けられておらず、多くの環境問題は民事裁判所に属していました。そうすると、弁護士として司法実務でできることは少なく、さらに、私は内気な性格なので研究者になりました。

なぜ日本に留学するのか:
環境法は、表向きは環境汚染や環境破壊などの様々な問題を扱っています。実際には、環境保護と経済発展のバランスをどのようにとるかという問題を解決することです。したがって、環境問題の本質はバランスの問題です。つまり、環境法は民法のように当事主体が相対的な平等という事でもなく、刑法のように強力な価値基準があるという訳でもなく、社会文化や経済発展などの違いにより、環境保護と経済発展において選択されるバランスの取り方が異なります。現在の中国は、環境問題において高度成長期の日本に似ています。日本には経験がたくさんあります。それが、私が日本へ留学に来た理由です。もちろん、日本のアニメや調和の取れた雰囲気も好きです。これらのことから、日本に留学することを選択しました。

OSIPPへの進学理由:
OSIPPは法学・政治学・経済学が融合した総合的な研究科として、現代の日本や国際社会が直面する、公共的な政策課題に取り組んでいます。ここでは、経済的価値の測定についてや、法律政策の解析について、政治文化の理解についても学ぶことができます。これらは私にとって環境法をより深く理解し、環境問題を把握するために重要です。さらに、元指導教員である松本先生の環境法の研究には感服しました。

研究内容:
環境保護における環境公益の保護は非常に重要なものですが、環境公益自身は特殊性があるので、物権等の私権による伝統的な方法を通じて、適切に保護することができません。この状況を打破するために、特別な訴訟制度が構築されています。国家によって制度が異なりますが、大多数の国の訴訟制度は社会の力(NGOなど社会組織、または個人など)に大きな期待を寄せています。そして、この訴訟制度の中に原告適格の認定は核心の地位に置いてあり、この問題を解決してこそ、具体的な制度に設定を展開することができます。僕は中国の環境公益訴訟における原告適格について研究しています。

日本での留学生活:

来日直後、寿司作りに挑戦した時の写真

留学生活は苦も楽もありますが、中でも一番影響があったのは「心の余裕がある人」になることへの憧れです。高度成長期の日本では、社会が急変する中で、人々はせっかちで熱狂していました。今の中国はその段階になり、僕は、中国にいた頃にはよく分からない不安がありましたが、そんな生活は私には合いませんでした。日本に来てから徐々に生活のペースが落ちついてきました一生かけてゆっくりとひとつの仕事に就くことは、大金持ちになれなくても、とても幸せなことです。これは、日本に来て5年、日本文化との軋轢を経て、自分に残した貴重な財産です。国内でずっと勉強していれば、そんな思いは生まれなかったかもしれません。それが留学の本命かもしれないです。

今後の展望:
博士課程卒業後、帰国して大学の教師となり、環境法分野の研究を続けたいです。同時に、自分の将来の学生に日本の法律や文化に対する興味を持ってもらえたらいいですね。彼らが日本に留学するように働きかけたいと思っています。日中間の交流のために何かできればいいと思います。