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OSIPPで学ぶ経済学・法律学・政治学(オリエンテーション2日目)

2021年4月8日に、博士前期課程の新入生向けに2021年度OSIPP入学オリエンテーション(2日目)が開催された。オリエンテーション2日目はZoom上で行われ、3分野(経済学・法律学・政治学)それぞれの担当教員によって分野や履修に関する説明が行われた。オリエンテーションには約40人の新入生が参加した。

 

オリエンテーションは大槻恒裕教授の挨拶から始まった。冒頭挨拶で大槻教授は「OSIPPでは経済学・法律学・政治学が提供されているため、軸足を置く分野だけでなく、他分野も広く履修してほしい」と話した。

 

経済学分野の説明は大槻教授によって行われた。初めに、経済学では基礎科目とその知識に基づいた応用科目がおかれていることが説明され、その後、それらの位置づけが説明された。そして、基礎科目を履修することの重要性が新入生に伝えられた。そのうえで大槻教授は、経済学研究科が提供する科目も紹介しつつ、経済学系学生の標準的な履修の流れについて話した。OSIPPには経済学の初学者も在籍しているため、初学者・既習者それぞれに対して履修の指針が示された。さらに、法律学・政治学を専門としつつもデータ分析を学びたい学生に対しての科目の説明も行われた。また、大槻教授は、経済学分野の授業を履修するうえで必要な数学知識を補うために行われる数学補講について話した。

 

次に、法律学分野の説明を西連寺隆行准教授が行った。まず初めに、西連寺准教授は法律学とは何かについて説明した。その中で西連寺准教授は法律学諸分野を紹介したのちに、事例を提示しながら公法や私法等の法律の区分について話した。その後、法律学系に所属する教員が専門とする分野、OSIPPが提供している法律系科目、履修の一例を示し、最後には法律学分野における基本的な研究方法を説明した。説明の中では、政治学系や経済学系に所属する学生が履修しやすいとされる授業の紹介も行われた。

 

オリエンテーションの最後は、木戸衛一教授により政治学分野の説明が行われた。木戸教授の挨拶に始まり、政治学系の先生方が研究する分野の紹介や政治学を勉強するにあたっての推薦図書の紹介が行われた。その後木戸教授は新入生に対し、OSIPPで勉学や研究を進めるにあたって「大きなグランドデザイン(自らの世界像)をもってほしい」ということを伝えた。

各分野の説明後には必要に応じて学生から質問が行われ、教員は学生からの質問に答えた。

 

 

”OSIPPで学ぶ”シリーズは下記ページも参考にして下さい。

OSIPPで学ぶ統計学・データ分析~

(OSIPP博士前期課程 千馬あさひ)