在学生学術交流協定

ダブル・ディグリー・プログラム 受講生の声

韓光勲さん(OSIPP博士前期課程)

-ダブル・ディグリープログラム受講生-


 2016年9月からダブル・ディグリープログラムでオランダのグローニンゲン大学に留学している韓光勲さんにインタビューを行いました。

 

■留学の目的

 韓さんは学部生の頃から留学に興味があり、OSIPP入学後は英語で研究・発表をする力を養いたいという思いを持っていました。指導教官である中嶋先生に相談したところ、グローニンゲン大学とのダブル・ディグリープログラムを勧められたそうです。入学後から検討し始めたため、プログラムの応募締め切りまではあまり時間がなく決断できずにいたとき、同じダブル・ディグリープログラムでOSIPPに留学していたオランダ人の学生からグローニンゲン大学の魅力を教えてもらい、プログラムへの応募を決断することが出来たといいます。

ON bike

■グローニンゲン大学での授業

 韓さんはOSIPPではアメリカ外交史の研究室に所属しており、グローニンゲン大学では主に国際関係の理論や方法論に関する授業を履修したとのことです。留学直後は授業についていくのにとても苦労したそうですが、チューターになってくれた学生に課題などについて相談することができ、なんとかついていくことができたそうです。また、同じコースの学生もみな助けてくれるうえ、先生方も韓さんを気にかけてくださり、とても親切にしてくれるといいます。「先生方はどんなに簡単なことでも質問をすれば嫌な顔一つせず丁寧に答えてくれたため何でも聞くようになった」といいます。挫折しそうになりながらも、「途中からはやるしかないと開き直り、1か月に1度電子辞書の電池を交換するほどたくさん勉強し、たくさん調べた」と語っていました。現在では授業にもついていくことができるようになり、日常会話でも友人から教えてもらったスラングを使って会話が出来るほどになったそうです。

■寮生活

 韓さんはグローニンゲン大学の寮で生活をしていますが、留学直後は英語で話すことに慣れていないこともあり、他の寮生となかなか打ち解けることが出来なかったそうです。当時を振り返り、「今から思えば引っ込み思案になっていた」と語っていました。ですが、自分から仲良くなろうと思いはじめ、行動に移していったとのことです。その1つとして、同じコースの人としたお寿司の話をきっかけに、寿司パーティーを企画したといいます。パーティーでオランダ料理であるニシンの塩漬けを使ったお寿司を作ってみたところ、周囲の人々がとても気に入ってくれたと嬉しそうに話してくれました。こうしたイベントを通し、周囲の人々と徐々に打ち解けていくことが出来たそうです。

ON Martini

■オランダでの生活

 オランダは国土が平地のため自転車大国であり、韓さんも留学直後に自転車を購入したといいます。オランダには自転車道はあるものの走行中の自転車の量が多く、また曲がる際にはハンドサインが必要であるなど、日本のルールとの違いに少し戸惑ったそうです。現在では「オランダでの生活に自転車はかかせない」ようです。また、道に迷っていると街の人たちが話しかけてくれるといいます。「街の人たちはとても親切でフレンドリーなので、グローニンゲンの街自体をとても好きになった」と語っていました。

■最後に

 韓さんはインタビューの最後に、現在までで印象に残っているエピソードとしてグローニンゲン大学の先生とのメールの話を教えてくれました。韓さんが慣れない生活や英語でのレポート作成で苦労していた頃、ある授業のレポートをメールで提出した際、担当の先生からの返信の最後に、「yokugambattane(よくがんばったね)」とローマ字で書かれており、とても嬉しかったと同時に感動したと語っていました。「色々な国の人と友達になり話をすることができるのも留学してよかったと感じることの1つ。もちろん、当初の目的であった語学力についても、授業についていけるようになるにつれ上達したと感じられるようになり、留学してよかったと思えた。最初は本当に大変だったが、今では周りの人や先生たちに助けられながら頑張っている。残りの留学生活も精一杯頑張りたい」と述べていました。

(OSIPP博士前期課程 堀田奈穂)