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松林哲也 准教授 2016年度日本選挙学会賞を受賞

松林哲也 准教授 2016年度日本選挙学会賞を受賞


 松林哲也准教授が執筆した「投票環境と投票率」(『選挙研究』32巻1号、2016年)が日本選挙学会賞を受賞されましたので松林先生にインタビューを行いました。

 

 

 

-論文を着想した経緯について教えてください。
 2014年の衆議院選挙に関して投票所数が減少していることがニュースになっていました。近年では選挙での投票率の向上のため投票時間の延長(投票所の締め切りが午後6時から午後8時までに延ばされた)なども実施されていますが、投票所数の減少や投票時間の短縮など投票に行きづらくなった場合投票率がどう変化するのか関心を持ちました。また投票率の向上のために様々な対応がされていますが、これらの中にはエビデンスを欠いたまま行われているものもあります。それに違和感を覚えたのも動機の1つです。

-論文執筆はどのようなプロセスで行いましたか。
 47都道府県の選挙管理委員会に連絡を取り、各都道府県内の市町村の総投票所数と投票時間についてのデータをもらいました(34都府県からデータを入手)。そのデータを基に計量分析を行いました。

-論文に対しての反響はありましたか。
 大々的なものではないかもしれませんが、今回の論文は日本語で執筆したこともあるので「ぜひ学生に読ませたい。」と他の先生から連絡をもらったことはあります。

-今後の研究の方向性について教えてください。
 今のところは論文で書いたテーマを発展させていこうと考えています。具体的には「期日前投票所数と投票率」について分析を行い、結果を論文にまとめました。
 ただ私自身アプローチは計量分析という方法を使って、色々な分野の研究に取り組んでみたいと思っています。

本日は貴重なお話をありがとうございました。

(OSIPP博士前期過程2年 神保 友弥)