2018.2.1
赤井伸郎教授 法学部国際公共政策学科ゼミ生快挙
OSIPP赤井教授の法学部国際公共政策学科ゼミ生のチームが、「WEST論文研究発表会」(12/9-10開催)において優勝し、また「エビデンスに基づく政策提言学生論文大会(ISFJ)」(12/2-3開催)においても、最も説得力のある政策提言に与えられる政策提言賞を受賞しました。前者については7連覇目、後者については2年ぶり4度目の受賞という快挙でした。
―研究内容
WEST論文研究発表会では、集落営農法人化による農地保全をテーマとした論文が、最優秀賞、政策提言賞を受賞しました。集落営農という組織に注目し、その法人化を通した農地保全の機能強化とそれによる放棄地発生の抑制を目指し、分析を踏まえ、意識調査を行いました。緻密な現状分析や、政策提言が行政の実情を捉えているという点が高く評価されました。
エビデンスに基づく政策提言学生論文大会では、道の駅の有効活用に関する政策提言が優秀賞、政策提言賞を受賞しました。昨今地域活性化の拠点として注目を集めている、道の駅の経営の困難さに着目し、行政のどのようなガバナンスが道の駅の経営改善に有効か分析し、政策提言を行いました。実情を反映した、実現性の高い政策提言が評価され、受賞に至りました。
他にも、中学校教諭の多忙化解消というテーマに取り組んだ論文が各大会で優秀賞などを受賞しました。この論文では、教諭の周辺業務への従事時間削減への取り組みの効果検証というテーマの新規性や、現状を正確に把握したことが評価されています。
―OSIPPの学生へ
今回各大会での受賞に至るまでには、ときには困難にぶつかり涙しながらも、「社会を変えるためにどう問題を解決していくか」ということに、情熱を持って取り組む学生の姿があったそうです。最後に赤井教授からOSIPPの学生に向けて、「社会をより良くしようということに価値を感じ、目標を持って論文を書いてほしい。また、仲間と協力することも大切にしてほしい。」とお話を頂きました。
(OSIPP博士前期課程 佐藤見郁)