Events

池内里桜さん(OSIPP・M1)が “The Best Undergraduate Paper Presented in a Poster Format” 受賞!!

OSIPP生の池内里桜さん(M1)が2022年4月に政治学の学会 “第79回Annual Midwest Political Science Association (MPSA) Conference ”(アメリカ・シカゴで開催)で発表した研究が“The Best Undergraduate Paper Presented in a Poster Format”を授賞しました。
(写真:シカゴで開催された授賞式の様子)

 

 

この学会に参加した経緯と受賞の感想を教えて下さい

国際公共政策学科4年次のときに、当時OSIPPに在籍していた菊田恭輔先生(現在はアジア経済研究所に所属)のセミナー活動の一環で、第79回MPSA Conference の学部生部門のポスター発表をしました。その時に発表した論文は、アメリカの演劇界で最も権威のある「トニー賞」が人種的に多様な俳優が出演する作品に贈られるという出来事が、人種的不平等に関する信念に与える影響に関する研究でした。そして、学会開催後にその発表が“The Best Undergraduate Paper Presented in a Poster Format”に選ばれたとの通知があり、2023年4月15日(土)に開催された第80回MPSA Conferenceでの受賞式に出席しました。第79回MPSA Conferenceでの学部生の発表者のほとんどはアメリカの学生だったので、言語の壁を超えて研究テーマや分析手法を評価していただけたことは、OSIPPに入学し本格的に研究活動を開始する上で大きな励みになりました。

 

今年の学会に参加した感想を教えて下さい

授賞式の前後には、自身の研究や関心に近いいくつかの研究発表に参加しました。学会では、1つのセッションにおいて、特定の研究テーマに関して3~4人の発表者が1人15分ほどでプレゼンテーションをします。私は、”Women in Power and Public Opinion”や”The Origins and Effects of the 2020 Anti-racism Uprising”などの人種やジェンダーに関わる世論・社会運動に関する発表を聞きました。発表者の中には、大学の研究者だけでなく、アメリカのPh.D.の学生も含まれており、同世代のアメリカの学生がどのようなレベルの研究をしているのかを知ることができ、刺激を受けました。今回の受賞を励みに、博士後期課程に進学してこれからも着実に研究を続けることを目指します。

(OSIPPライブラリー)