ウィルフリド・V・ヴィラコルタ博士 (元フィリピン政府ASEAN大使) 講演会
2017.6.1
「ASEANとその東アジアの将来における役割」
大阪大学大学院国際公共政策研究科東アジア連携推進委員会主催
2017年5月25日、OSIPP棟6階の会議室にて、元フィリピン政府ASEAN大使、元ASEAN事務次長、デ・ラ・サール大学名誉教授のウィルフリド・V・ヴィラコルタ先生を講師としてお招きし、「ASEANとその東アジアの将来における役割」と題した特別講演が行われました。
本講演は大阪大学大学院国際公共政策研究科東アジア連携推進委員会の主催によるもので、「ASEANの成り立ちの歴史、各加盟国のメンバーシップ、ドゥテルテ政権のASEAN諸国の相互理解に対する影響、そして今現在ASEAN諸国と大国の関係」などの内容について、お話いただきました。ウィルフリド・V・ヴィラコルタ先生によれば、ASEANは東南アジア諸国の連携を強化する目的で設立されましたが、東アジアの国々である日本、韓国、中国との関係もますます緊密になっているとのことです。特に近年の動向としては、中国が提唱し主導する形で発足したアジアインフラ投資銀行と「一帯一路」構想などが挙げられます。そのため東南アジアだけではなく東アジアの将来にも一定の役割を果たすことが可能であるとのお話でした。
(OSIPP博士前期課程 孫雲之鵬)
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