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学生による公開模擬事業レビュー

1月8日、赤井伸郎教授のゼミ生を中心に、公開模擬事業レビューが行われました。これは、過去に政府レベルで実際に実施された事業に対して、プロジェクトの目的の妥当性、資金投入の適切さなどの観点からレビューを行うものです。模擬とはいえ、学生が税金の使途や行政のあり方について真剣に考え、内閣官房行政改革推進本部事務局の担当者と率直な意見交換を行うことを目的としています。

このレビューは2011年度から実施しており、4回目となる今回は、農林水産物の輸出促進、空き家対策、医療費適正化、少子化対策の4分野において事業レビューを行いました。このうち農林水産物の輸出促進分野では、学生からは「日本の食を広げるプロジェクト」事業に対して、「日本の食文化を国内外において普及・拡大させることが、果たして日本の農林水産物の輸出促進につながるのか」といった質問を提起し、行革推進本部の担当者と白熱した議論を展開しました。こうした4分野の事業レビューは3時間30分にも及び、成功裡に幕を下ろしました。

(OSIPP博士前期課程 藤田美由紀)

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