【院生投稿】鈴木聡真さん(OSIPP博士前期課程)
2016.6.20
私がOSIPPを選んだ理由
私は学部生時には、大阪大学国際公共政策学科にて法学、政治学、経済学を広く学びました。OSIPP進学を決意したのは学部3年の時です。自らの進路について考えたとき、日本の政策や公務に関係した職に就きたいという思いが強く、そのうえで自らの軸となる知識を大学院にてより高いレベルで身に着けたいと考えました。大学院の中でもOSIPPを選択した要因としては、以下のようなものがありました。まず、学問・実務の両面において多様なバックグラウンドを持つ教員が在籍しているということです。研究における助言をいただくだけでなく、実務についての知見を得ることは、自らのキャリアデザインを形成する際に大きな助けになると考えました。また、OSIPPでは専門分野を深めつつ、政治学、法学、経済学を総合的に学ぶ機会があります。各分野の諸問題、またその解決アプローチを学ぶことで、多角的な視点を持つことができ、実務においても直接的ないしは間接的に応用できるのではないかと考えました。
私は以上のような理由で昨年OSIPPに進学しましたが、入学してからのこの一年間で多くの有意義な経験をすることができたと考えています。講義では、専門である国際政治の分野に関する基礎的な知識を復習するとともに、より専門的な内容を学習することができました。また実務面に関しても、OSIPPでの授業をきっかけとして、防衛省での霞が関インターンシップに参加しました。1週間という短い期間でしたが、修了後の志望先である実務の現場を体験し、防衛省関係者の方やインターンシップ同期生との交流を通して貴重な経験を得ることができました。このような経験を経て現在は、公務員試験に向けた勉強と並行し、公共性の高い業界や企業に焦点を当てて就職活動をしています。
大学院では、学部時代にはできなかった様々なことを体験することが出来ました。このOSIPPでの経験が、社会に出る上で役立つものになるのではないかと考えています。これから博士前期課程2年目に入りますが、残された時間で研究活動に取り組むとともに、授業やディスカッションを通じて自らのスキルアップを図っていきたいと思います。