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【院生紹介】張捷さん (OSIPP博士前期課程) 

【院生紹介】張捷さん (OSIPP博士前期課程)


今年度の就職活動で、大手メーカーから内定を得た、利博友研・M2の張捷さんにインタビューしました。

 張さんは、中国上海の大学を卒業した後にOSIPPに進学し、国際貿易特に農業貿易問題に関心を持ち、修士課程を通して深く研究してきました。OSIPPにいらっしゃる国際貿易分野の専門学者の研究内容に惹かれ、OSIPPを進学先として決めました。

 OSIPPでクオリティーが高い授業を取った一年間、充実した院生の生活を過ごすことができたとのことです。OSIPPは多様な学問分野から編成される学際的な大学院であり、多様な履修科目を選択できることや異なる専門分野の人たちと一緒に学ぶことを経験し、フレキシブルな単位履修や学習環境に恵まれました。特に英語で開講する授業が多く、多様な国々の学生と一緒に授業を受けて、ディスカッションができることはすごく勉強になったとおっしゃいました。

 張さんは将来の進路を考えた際に、博士へ進学するか就職活動に参加するかについて考えたのちに、 一番やりたいのは仕事という方法を通して社会に貢献し、多様な実務経験を積むことだと考え、就職を選んだとのことです。外国人留学生として、就職活動に何か難しいと感じるところがあるかと聞かれたところ、言葉の問題はもちろんあるが、それより大変だったのは、日本就職活動のルールを理解することだとのことでした。その問題に対して、就職のルールや環境に慣れるように早めに行動することは大事だとおっしゃいました。

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 OSIPP生に対するアドバイスをうかがったところ、大手企業への就職をめざすことも重要ですが、自分が本当にやりたいことを明確にして、それを実現できる業界や企業を絞ってフォーカスすべきだとおっしゃいました。就職とは、将来の人生がどのように生きて行きたいかによって決めるべきことです。一方、現時点では自分が何をしたいのかが不明確な人は、まずは少しでも関心のある業界でインターンシップを受け、事業内容・社風などを理解した上で、自分に合った業界を模索すべきであることを強く薦めていました。

          (OSIPP博士前期課程 XIE JINTING)