【院生投稿】神保友弥さん (OSIPP博士前期課程)
2017.10.20
【院生投稿】神保友弥さん (OSIPP博士前期課程)
OSIPPに入って感じたこと
私は今アメリカに渡った日本人移民、特に写真花嫁に関する修士論文の執筆を行っています。学部時代は大阪大学の法学部で今の指導教官でもある中嶋先生の下でアメリカ外交史を勉強していました。移民問題に関心を抱いたのは戦前の日米間において現実的に見ればそれ程影響を与えるはずのない移民問題が太平洋戦争の遠因といわれるほどの日米間の火種となったのは何故か考えてみたいと思ったからです。
○OSIPPの良いところ
私が一番良いなと感じるのは学生間、学生と先生の間の距離が近いところです。学生同士でディスカッションや発表を行う機会が多いので自然と話すことができ、たわいない近況報告から時には研究の進め方を相談することができます。また先生方も指導教官だけではなく授業でお世話になった先生方も気さくに話しかけてくれます。もちろん研究の進捗について相談をすれば親身になって相談に応じてくれるとともに多くのアドバイスをもらうことができます。そういう意味で私にとってOSIPPは非常にアットホームな空間だと思います。
○OSIPPと就職活動
私がOSIPPに入る1つのきっかけは学部時代の先輩がOSIPPに入学し一般企業に就職されたことでした。「大学院で勉強したことが会社に入る中でも生かせるのか!」そう思えたことは確実に私を後押ししてくれました。自分自身も就職活動をしてみて、OSIPPでの勉強生活のことは面接官に興味をもたれました。大学院で学ぶことは一般企業で働くことを目指していてもマイナスになることはないと思います。
○これからの行く末
現在は1月までの修士論文の執筆のため文献の収集やそれらの読み込みをしています。来年の春からは一般企業で働くことになります。そこでの仕事がすべて今の研究につながっているとはいえないですが、OSIPPで得た考え方や話し方は役に立つと思います。OSIPPでの生活はきっと自分の新しい、多くの可能性を照らしてくれるのではないでしょうか。
神保友弥(OSIPP 博士前期課程2年)