2017.12.1
「差別発言・ハラスメント防止研修会」開催
2017年11月30日、OSIPP棟2階講義シアターにて、国際交流委員会主催による差別発言・ハラスメント防止研修会が開催されました。講師は大阪大学ハラスメント相談室 専門相談員の杉本志津佳氏が務められ、OSIPPの教職員及び学生が参加しました。
全国的にセクシュアル・ハラスメントが社会問題化されている中、ハラスメントの理解促進や、問題発生の防止に関する内容が話されました。具体的には、ハラスメントの歴史、阪大におけるハラスメントの数や種類の傾向、阪大のハラスメントの定義やガイドライン、実際のハラスメントや裁判の事例紹介、ハラスメントの原因分析、レイシャル・ハラスメントやヘイトスピーチといった差別発言、被害者や加害者の心理、ハラスメントが起きた際の対応、阪大の相談体制などです。意図せずに加害者側に回ってしまう危険性もある複雑で繊細な問題であり、OSIPPは多様な国籍や価値観を持つ人が集いやすいため、様々な事例を教職員間でも共有しながら環境を整備していく必要がある事も確認されました。
田中翔(OSIPP博士前期課程2年)