学術交流協定在学生

ダブル・ディグリー・プログラム 受講生の声

OSIPPでは今年度より、オランダのグローニンゲン大学(現代史・国際関係修士課程)と、双方の学生が1年間の交換留学を行い、両校の修士号が取得できる「ダブル・ディグリー・プログラム」を開始しています。このたび1期生であるOSIPPに留学中のアンドレイ・カザクさんと、グローニンゲン大学に留学中の西原大貴さんに話を伺いました。

カザクさんは、グローニンゲン大学において、現代史と国際関係の理論を中心に学んでいたのですが、ヨーロッパとは違う環境に身を置き、日常生活において理論をいかに応用していくのかを探求したくなり、

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本プログラムに応募したということです。OSIPPでは、中嶋先生、佐藤先生、ホーキンス先生の政治・外交分野の授業を履修し、現在は「ロシアの外交政策」についての修士論文を執筆しているとのことです。修了後の進路は未定だが、「OSIPPで培った異なるものの見方・価値観は将来に必ず活かすことが出来ると確信している。機会があればまた日本に戻って来たい」と力強く答えました。

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西原さんは、自身の研究テーマである「日本とEUの経済協定」について政治的なアプローチから学びたいと考え、オランダで国際関係論が学べる本プログラムに応募したといいます。グローニンゲン大学では国際関係論を中心に理論や方法論の授業、EUの対外政策に関する授業を履修しているとのことです。西原さんは、今回が初めての長期の海外留学ということもあり、「オランダでの暮らし・学び・感じたことを日本に持ち帰って、自分の研究を一層充実したものにしたい」との抱負を述べました。

なお、本プログラムは博士前期課程の学生が対象で、OSIPP生は、毎年4月が応募時期で、合格した場合、同じ年の9月からオランダで学ぶことになります。

(OSIPP博士前期課程 木村望美)