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【院生リポート】UCLAへの史料調査

【院生リポート】UCLAへの史料調査


この記事では、院生がこの春に実施した史料調査の一つについて紹介する。

 

 

 

OSIPPには様々な専攻の学生が在籍していますが、その中でも政治学、国際政治学系統の学生は論文執筆のために、過去の外交文書や議会文書、私文書を調査する機会が多いのではないでしょうか。今回は、私のUCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)での史料調査を取り上げます。
2019年4月、ロサンゼルスに史料調査のため出発しました。UCLAには二回目の訪問となりますが、相変わらず気候が非常に穏やかで、学生だけでなく多くの観光客もキャンパスを歩いています。やはり、日本の大学と比べて、キャンパスの面積が大きく、移動にも一苦労しました。

今回の目的であるNorman Cousins Paperを所蔵するチャールズ・E・ヤングリサーチライブラリーに到着しました。UCLAでは膨大な数の貴重な史料を所有していますが、中でもSpecial Collectionsに分類されるものは、オンライン上では閲覧できず、現地での閲覧が一般的な手段です。Norman Cousins PapersもそのSpecial Collectionsの一つで、現地での調査が必要でした。
史料の内容について、詳しくお話しすることはできませんが、私文書集とされるNorman Cousins Paperの中に、議会やホワイトハウスとのやり取りや機密文書が混じっているのは、やはりカズンズの外交的側面を窺わせるものであると思います。
Boxは1700以上ありますので、史料調査のためにまたUCLAを訪問する必要があります。今回の成果と次回への希望を抱いて、帰路に就きました。

OSIPP博士後期課程 内輪雅史