Events学術交流協定

2019年度OSIPP特別冬季プログラム 慶煕大学校生の受け入れ実施

2020年1月6日から10日までの5日間「OSIPP特別冬季プログラム」が開講され、韓国の慶煕大学校から11人の学生が参加した。慶煕大学校はOSIPPと部局間交流協定を結んでいるパートナー校の1つであり、この学生派遣プログラムは、今年で10回目の開催となる。
初日の松野明久研究科長による開講の挨拶に始まり、慶煕大学校の学生は5日間で経済・歴史・政治・文化などに関する8つの講義を受講した。

3日目の「日本で多文化主義政策は可能か?」の講義を担当した河村倫哉准教授は、日本の移民・難民政策について、韓国や他国の政策と比較しながらわかりやすく解説した。熱心にメモを取る学生や、日本の政策や文化に関する鋭い質問をする学生も多く、充実した講義となった。

慶煕大学校の学生からは「日本の政治経済について学んでいるところだが、実際に日本に来て、日本の動向をよく知っている先生方のお話を聞けて有意義であった。」「先生方が授業で扱うトピックは韓国の社会状況にも共通するものが多く、講義は非常に学びの多いものであった。」「日本に旅行で来たことはあったが、日本側からみた歴史など、政府ではない人からの意見が聞いてみたかったので良い機会であった。」などの感想が寄せられた。

日韓関係が芳しくない中、日本で学ぼうと思い来校し、熱心に授業を聞く慶煕大学校のみなさんの姿勢に感銘を受けた。

(OSIPP博士前期課程 海東冴香)