松本充郎先生-追悼集-

「松本充郎先生を偲ぶ会」開催

2020年8月24日 17:00~19:00に、松本充郎先生を偲ぶ会がZoomを使い、開催された。
松本先生は、主に環境法・行政法を専門とし、2012年4月より弊学の准教授を務められた。しかし、2020年7月15日午後6時50分に享年49歳という若さでこの世を去られた。今回の偲ぶ会はこの早すぎる松本先生の死を悼み、皆様で松本先生を偲ぶために行われたものである。

 

松本先生を偲ぶ会は弊学の大久保邦彦教授の挨拶に始まり、1分間の黙祷後、松本先生とご縁のあった皆様からの弔事、思い出の共有が続いた。

弔事においては学部・博士前期課程を過ごされた東京大学時代の指導教員である井上達夫東京大学名誉教授、博士後期課程時代の指導教員である古城誠上智大学名誉教授、環境法政策学会理事長の大塚直早稲田大学教授、OSIPP研究科長赤井伸郎教授からお言葉を賜った。どの先生方のお言葉からも松本先生が非常に優秀で、学術界でのご活躍のみならず、行政への協力など実践的な活動にも精力的な先生でいらっしゃったことがうかがわれた。

代表の皆様に松本先生との思い出を共有していただく場面においては、松本先生の高校・大学・大学院のご学友の皆様、職場での同僚の皆様、共同研究者の皆様、松本先生がご指導なさった元学生の皆様など総勢12人の方々から、松本先生との思い出が共有された。松本先生は交友関係がたいへん広く、皆様に愛され、尊敬される方であったと感じた。

最後はご遺族である奥様とお兄様からお話があり、ご家族を深く愛された先生のお人柄がこちらにも伝わってきた。奥様とお2人のお子様を残されて49歳という若さでこの世を去られてしまったことは本当に無念でならないと、私は胸が締め付けられる思いであった。

松本先生を偲ぶ会には100人以上の皆様が参加され、その人数、代表の皆様からのお言葉からも、改めて松本先生が多くの方に慕われた優秀な研究者であることを実感した。

ここに謹んで哀悼の意を表します。

 

(OSIPP博士前期課程 海東冴香)