Eventsセミナー・シンポジウム

薮中三十二特任教授OPEN教室 「Japan-China Relations in Light of the U.S. Presidential Election」

2020年12月14日、OSIPP棟講義シアターにおいてOpen教室「Japan-China Relations in Light of the U.S. Presidential Election(大統領選を踏まえての日中関係)」が、対面とZoomのハイブリッド形式によって行われた。

大阪大学OBで元外務事務次官の薮中三十二特任教授が、激動する国際社会における日本の課題と日中関係について語った。

 

はじめに、薮中特任教授はトランプ政権による戦後の国際協調体制の崩壊や、新型コロナウイルスによる国際社会の秩序の変化について説明をし、米国大統領選でのバイデン氏の勝利が緊張状態にある米中関係に与える影響、中国のリーダーシップの台頭とそれに対する各国の反応についての考察を、データを用いながら、論じた。そのうえで今後、中国の急激な成長が日本にとって歓迎できることとなるのか脅威となるのか、日本と中国は協調関係を築くことができるのかについて、外交に関する知識を授けながら、国民の心情や領土問題、貿易など様々な観点から解説を行った。

(OSIPP博士前期課程 岡春陽)