在学生

OSIPP留学生対談 vol.1 博士前期課程(修士課程)

(日本語は後述)

国际公共政策学院(OSIPP)具有浓厚的国际色彩,现有学生中约有一半是国际学生。 在这一期中,我们以对话的形式采访了两位来自中国的学生,左晅子和呂凌霄。 他们都在OSIPP教授Tetsuya Matsubayashi的实验室里攻读硕士课程的第一年,专门研究经济学。(照片:(左上)呂先生・(中)左女士・(右上)作者。)

 

 

首先,请告诉我们你是如何决定去日本留学的。

(左) 就我而言,OSIPP是我第一次在日本学习。 我来到日本是因为我想在一个我最喜欢的动漫、漫画和小说诞生的地方生活几年,在那里我喜欢的棒球和垒球是日常生活的一部分。 经过六个月的研究学生期,我进入了OSIPP。

(呂)我曾经去过日本几次,因为我的父母在日本工作,从那时起我就一直在考虑在那里学习。 因此,我在高中毕业后来到日本,在一所日语学校学习了一年,然后进入滋贺大学的经济系学习。

 

摄于他周末参加的一个民间垒球队。(左女士)

你们都能说流利的日语,但你们在来日本之前会说日语吗?

(左) 就我而言,在中国读本科期间,我几乎完全靠自己学习日语。 基本上,我通过解读过去的试卷和日语考试的准备书来学习。 其他帮助我的事情是听日本广播和阅读大量的日本小说。 我目前也是当地成人垒球队的成员,每周末与我的日本朋友一起练习。 通过参加课外活动,我将自己置于一个可以使用日语的环境中。

(呂)当我来到日本时,我根本不会说日语。 在日语学校学习了一年后,我已经能够说日常日语了,但当我进入滋贺大学时,大部分的本科课程都是用日语进行的,一开始我很难跟上,因为很多单词在日常对话中并没有使用。 本科生的生活不像研究生那样注重专业学习,而是更注重社会生活,如俱乐部(社团),所以我有很多机会使用日语,这很难。

(左) 在这方面,OSIPP提供了许多英语课程,研究生院的公告也是用英语发布,所以语言方面的负担较小。

 

请您分别介绍一下从本科或研究生阶段开始在日本学习的优势。

(左)我从研究生来到日本,所以我可以用母语学习我的专业的基本部分,如经济学,这很好。 我在中国读本科时曾学过初级的微观和宏观经济学以及计量经济学。 因为我先用母语学习了经济学的基础知识,所以在进入研究生院后,我能够顺利地理解该学科在其他语言中的应用部分。 在来日本之前,我也有时间学习一些日语,我认为这是在研究生院学习的一个优势。

(呂)对我来说,从本科开始就在日本大学学习的好处是,除了学习之外,我有很多机会使用日语和体验日本文化。另一个很大的优势是,在日本升入研究生院时很容易收集信息。 我在参加入学考试之前就认识了OSIPP的学长,在与教授联系时,我对日本文化有一定的了解,比如如何写邮件,所以我能够顺利地与他们沟通,并轻松地收到他们的回复。

 

在日本众多的研究生院中,你什么选择OSIPP

(左)我在中国读本科时专攻的物流管理知识,除非是从事相关的工作,否则我很少使用,所以我想在研究生阶段学习与社会更广泛相关的领域。 因此,我希望在一个跨学科的研究生课程中学习,大部分的社会问题都可以研究,并且以经济学为核心学科。 OSIPP很适合我的要求。 另一个原因是,我可以学习如何处理数据和分析数据。 它给我的研究提供了统计支持,我以前从来没有这样做过,所以我觉得要能够学习更多的东西是一种延伸。

从研究中休息时到美浓温泉的照片(呂先生)

(呂)我还考虑了以经济学为基础主的研究生院,主要的候选人备选是经济学研究生院和国际公共政策。 然而,我感兴趣的“经济”是经世济民的意思,根源上有着”让世界变得更美好”的思想。因此,我选择OSIPP是因为它比经济学研究生院处理更多的实证研究,后者也强调经济理论。 本科时,我学习的是经济学中的经济政策,但在写毕业论文时,我觉得仅仅基于理论的解释是不够有说服力的,而计量经济学的知识及其应用是必要的。 在这方面,OSIPP提供了一个学习数据分析方法的良好环境,我认为我可以利用这些知识来进行对世界有用的研究。

 

 

你在OSIPP的学情况,例如你的研究内容和你所学的程。

(左) 我还没有决定我的研究课题,但我对某些社会团体,体育社团,是否影响人际关系感兴趣。 我正在学习的课程包括微观、宏观和计量经济学,主要是与经济有关的科目。

(呂)我还也没有决定具体的研究主题,但我对社会保障、公共卫生和医疗政策感兴趣。 我正在学习广泛的课程,包括经济学和政治学的基础课程,重点是计量经济学等数据分析。

 

你在完成OSIPP士学位后有什么

(左)我正在打算继续学习,先升入博士课程。 之后,我也在考虑在日本工作,进入博士课程后,我想去实习,最好是在一家日本公司,以更具体地了解在日本工作的情况。

(呂)我从本科开始就作为交换生来到日本,并在研究生院进一步学习,在那里我接触到了中国和日本的文化。 我想把这些经验和我在研究生院学到的东西回馈给社会,包括数据分析。 具体来说,我目前正在找工作,希望能在一家日本制造商那里找到一份工作,作为日本和中国之间的桥梁。

 

(作者)感谢两位在繁忙的研究和求职日程中抽出时间来参加这次采访。

 

******************************************************************************

国際公共政策研究科(OSIPP)は、在学生の約半数が留学生である国際色豊かな研究科です。今回は、中国出身の左 晅子(サ ケンコ)さんと呂 凌霄(ロ リョウショウ)さんに対談形式でインタビューを行いました。二人はともに、博士前期課程1年、経済系の専攻で、OSIPP教授 松林哲也先生の研究室に所属しています。

 

まずは、日本に留学を決めた経緯を教えてください。

(左)私の場合は、OSIPPが初めての日本への留学でした。日本に来た理由は、自分が好きなアニメや漫画、小説が生まれたところであり、私が好きな野球やソフトボールが日常の一部になっているところで何年間か生活してみたいと思ったからです。半年間の研究生期間を経て、OSIPPに入学しました。

(呂)私は、親が日本で働いていた関係で日本に何度か来たことがあり、その頃から留学を考えていました。そこで、高校卒業後に来日し、1年間日本語学校で学んだ後、滋賀大学経済学部に入学しました。

 

お二人とも日本語が堪能ですが、来日前から日本語を話せたのですか?

週末に参加しているソフトボールの市民チームでの写真(左さん)

(左)私の場合は、中国での学部生時代に、ほぼ独学で日本語を勉強しました。基本的には日本語試験の過去問と対策本を解いて勉強しました。その他には、日本語のラジオを聞いたり日本語の小説を沢山読んだりしたことも役に立ったと思います。また、現在、私は地元の社会人のソフトボールチームに所属しており、毎週末に日本人の仲間と練習しています。課外活動に参加することを通して、自主的に日本語を使う環境に身を置いています。

(呂)私は、来日当時は全く日本語が話せませんでした。日本語学校での1年間で日常会話が出来る程度にはなりましたが、滋賀大学に入学すると、学部の授業はほとんどが日本語で、日常会話では使わない言葉も多く、初めの頃は全く付いていくことができず苦労しました。学部生活は、大学院生のように専門の勉強がメインというよりも、サークルなど社会生活に割く時間が多かったので日本語を使う機会が多く大変でした。

(左)その点、OSIPPは英語で開講されている授業も多く、研究科からの連絡も英語でアナウンスがあるので、言葉に関する負担は少ないですね。

 

学部から、または大学院から日本での留学をスタートしたメリットを、それぞれ教えてください。

(左)私は大学院からの来日だったので、経済学など専門分野の基礎部分を母国語で勉強できたのは良かったです。中国での学部生時代に、初級のミクロ・マクロ経済学や計量経済学を履修していました。先ずは母国語で経済学の基礎を学んでいたので、大学院入学後、他の言語での応用部分の勉強がスムーズに理解できました。また、来日前に日本語をある程度勉強する余裕があったのは、大学院からの留学におけるメリットだと思います。

(呂)日本の大学に学部生時代から留学した私にとってのメリットは、勉強以外にも、日本語を使う機会や、日本文化に触れる機会が多かったことです。もう一つの大きなメリットとしては、日本の大学院に進学する際、情報収集がしやすかったところです。受験前からOSIPPの先輩を知っていましたし、教授に連絡を取る際もメールの書き方など日本文化をある程度知っているため、スムーズにコミュニケーションができ、返事ももらいやすかったように思います。

 

日本にも多くの研究科がある中で、OSIPPを選んだ理由は何ですか?

(左)中国での学部生時代に専攻していた物流管理の知識は、その関連の職種に就く場合を除いて使うことがほとんどないものだったので、大学院ではもっと社会の広範囲に関わる分野を研究したいと考えていました。そこで、学際的に学ぶことが可能であり殆どの社会的な問題を研究できる上、経済学を軸として据えられるOSIPPは私の希望にぴったりでした。また、データを扱った分析方法が学べることも、理由の一つです。それによって、研究に統計的な裏付けがとれますし、今までそのような手法を使ったことがなかったので、勉強の伸び幅が感じられます。

研究の息抜きに箕面温泉に行ったときの写真。箕面市のゆるキャラと一緒に撮影。(呂さん)

(呂)私も経済学を軸に研究科を検討し、主な候補に経済学研究科と国際公共政策研究科がありました。ただ、私が興味を持っている「経済」は、経世済民の意味であり、根底に“世の中をより良くしたい”という思いがあります。そこで、経済学の理論にも重きをおく経済学研究科より、実証研究も多く扱うところに惹かれてOSIPPを選びました。また、学部生時代は、経済学の中でも経済政策を勉強していましたが、卒業論文の執筆中に、理論を重ねた説明だけでは説得力が足りず、計量経済学の知識とその応用が必要だと感じていました。その面でも、OSIPPではデータ分析の手法について学ぶ環境が整っており、それを用いて世の中の役に立つ研究ができるのではないかと思ったことも一因です。

 

研究内容や履修科目などOSIPPでの勉強について、お聞かせください。

(左)私はまだ研究テーマを決めていませんが、スポーツチームなど、特定の社会集団が人間関係に影響を与えるのかという点に関心を持っています。履修している授業は、ミクロ・マクロ・計量経済学と経済学系科目を集中的に履修しています。

(呂)私もまだ具体的に研究テーマを決定していませんが、社会保障や公衆衛生、医療政策に興味を持っています。授業は、計量経済学などデータ分析を中心に、経済学の基礎科目や、政治学の授業など、幅広く履修しています。

 

OSIPP博士前期課程修了後のプランはありますか?

(左)私は、まずは博士後期課程への進学を目指して勉強を続けています。その後は日本での就職も視野に入れており、博士後期課程への進学後に、できれば日本企業でインターンをして、日本で働くことをより具体的にイメージしようと考えています。

(呂)学部から留学で日本へ来て、さらに大学院で勉強し、日中両国の文化に触れることができました。その経験と、データ分析をはじめ大学院で学んだことを社会に還元していきたいです。具体的には、日本のメーカーに就職して日中の架け橋になる仕事に就ければと思い、現在就職活動をしています。

 

(中瀬)お二人とも、研究や就職活動でお忙しい中、インタビューへのご協力ありがとうございました。

(OSIPP博士前期課程 中瀬悠)