セミナー・シンポジウム

「OSIPPでデータ分析を学び卒業した先輩とのオンライン交流会」開催

2022年6月4日、「OSIPPでデータ分析を学び卒業した先輩とのオンライン交流会」がCEPO (Center for Evidence-Based Policy Making)* 主催で大阪大学法学部国際公共政策学科の学生を対象として、オンラインで開催された。今回は約10人の学生が参加し、OSIPPでデータ分析の手法を学び社会で活躍されている修了生と交流した。
(写真:交流会でのスクリーンショット)

 

プログラムの前半では、OSIPP博士前期課程(修士課程)修了の岡春陽さん(現・経営コンサルタント)、博士後期課程修了の山並千佳さん(現・ソニーグループ株式会社 人材開発部所属)、関島梢恵さん(現・公益財団法人NIRA総合研究開発機構 研究員)の3人によるプレゼンテーションがあった。経歴の異なる3人それぞれが、OSIPPへの進学を決めた理由、OSIPPで学んだこと、今のキャリアを選んだ理由、OSIPPでの学びが今のキャリアでどのように活きているかを中心に自身の経験を話した。3人とも共通して、学部生時代の学びをきっかけにさらに研究をしたいとの思いから進学を決意し、大学院で学術的な知見やデータ分析のスキルが身に付いたと語った。プログラムの後半では少人数での質疑応答の時間が設けられ、参加者それぞれが修了生に将来のキャリアについての質問や相談をした。

 

進学を検討している学部2年次の学生から、大学院入試への出願を目前にした4年次の学生まで、さまざまな思いや目標を持った学生が参加し、熱心に修了生の話に耳を傾けた。筆者自身も日々進学や就職について悩むことが多いが、この交流会に参加し、教員や在学中の先輩とは違う視点からのお話を聞くことができ、進路について考える一助になった。今回お話して下さった修了生の方々のように社会で活躍すべく、日々の学部での勉強や将来の大学院での研究への決意を新たにした参加者が多かったのではないだろうか。

 

* CEPO(Center for Evidence-Based Policy Making @ OSIPP,OSAKA UNIVERSITY):EBPM(証拠に基づく政策立案)の普及を図ることを目的とし、OSIPP経済系教員により組織された研究センター。質の高いエビデンスに基づく政策立案に役立つ、厳密な実証/理論研究の推進に努めている。

(法学部国際公共政策学科 池内里桜)