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「令和4年度 第7回総長と学生との対話会」に参加

西尾総長との対話会に参加


2023年2月22日、吹田キャンパス本部事務機構棟の総長室において、教育・学生支援部と学生・キャリア支援課が主催する「令和4年度 第7回総長と学生との対話会」が開催された。(写真:左端:森川先生(学生生活委員会委員長)・中央:参加した学生・右端:西尾総長)

 

このイベントは2019年度に開始されたものである。今回の対話会では「大阪大学での学び・研究を振り返って良かったこと、今後期待することについて」というテーマで、人文学・社会科学系の博士前期課程、博士後期課程、理工情報系の学部課程、医歯薬生命系の博士後期課程に所属する学生6名が総長と対話するという形式で開催された。

私は国際公共政策研究科(OSIPP)の代表として対話会に参加した。法学部国際公共政策学科入学からOSIPP博士前期課程の修了を控えた現在までの学びや研究活動を振り返り、良かった点としては法・政治・経済といった幅広い分野を学べることや研究指導が手厚いということ、今後期待することとしては異なる分野の学生たちとの交流が更に広まってほしいということを伝えた。これに対して西尾総長は、OSIPPは学生の学びに関して様々な取り組みをしていることに言及した上で、今後は研究科の垣根を越えて学生たちが交流したり研究したりできる環境を整えていくことが重要と考えており、それについて取り組んでいる最中であるということを明かした。

他にも、今後数十年の社会におけるIT分野の発展についてや学生時代に学ぶべきこと、選択科目、産学連携や留学生としての大阪大学での生活などのテーマが議題に上り、他の学部・研究科に所属する学生が学生生活の中で感じている良い点・疑問・課題を知ることができた。

イベントを通じて、西尾総長が人文学・社会科学系、自然科学系に関わらず様々なことを問題として認識し、改善しようと試みているということが非常に印象的であった。総長は「産学連携での研究を含め、社会の課題を解決するには自然科学だけでなく人文学・社会科学も必要な分野である。歴史的には人文学・社会科学の人間がリーダーシップをとり、自然科学の人間が解決の実践を行ってきた。人文学・社会科学分野の学生にはより様々な社会課題に対して関わっていってほしい」と述べ、人文学・社会科学分野を学んだ者としては社会課題に対してより当事者意識をもって行動していく必要性があると感じた。

(OSIPP博士前期課程 千馬あさひ)

森井英一先生(学生生活委員会委員長)・筆者・西尾章治郎大阪大学総長