2023.2.13

2022　OSIPP Special Winter Program

on Society and International Relations of Contemporary Japan

January 16 – 20, 2023

2023年1月16日～20日の5日間、韓国の慶煕（キョンヒ）大学から24名の学生を受け入れ、超短期学生交流プログラムが開催された。慶煕大学はOSIPPと部局間交流協定を結んでいるパートナー校の１つである。

片桐先生による授業

初日は赤井伸郎研究科長による開講の挨拶に始まり、中嶋啓雄教授による初回の講義があった。

2日目は佐藤治子特任教授、南和志准教授による講義が行われた。南准教授の講義には、南研究室のゼミ生約20名も参加した。

3日目には、髙田陽奈子准教授の講義のほかに、片桐梓准教授による講義「The Rise of China and East Asian Security」が行われた。片桐准教授は、戦争は莫大な資金や人材を費やすため非効率であり、また、平和的に解決するという選択肢があるにも関わらず、なぜ戦争が起こってしまうのかという問いについて様々な視点を提示しながら講義した。その際、「戦争はどのように終わるのか」にも着目し、勝利した国が完全に支配するという終わり方や、交渉等を通じていくつかの段階を踏んだ終わり方があることを話した。講義中には昨年2月から続いているロシアによるウクライナ侵攻について、学生たちはそれぞれの考えを述べた。講義後には学生から質問が投げかけられ活発な議論が行われた。

赤井研究科長より修了書授与

4日目には生藤昌子教授と石瀬寛和准教授の講義、5日目には河村倫哉准教授による講義が行われ、その後、赤井研究科長から参加した学生に修了書が授与された。

今回のプログラムがすべて修了した後に、参加した学生の一人が「充実した滞在になった」と感慨深そうに述べていたのが印象的であった。

また、学生を引率したキョンヒ大学An Jiyoun教授は、プログラムの感想として”We enjoyed all professors’ lectures. Kyung Hee students have gained a lot of insights and understanding about contemporary Japan’s history/politics/society/economics.(全部の講義が楽しかった。慶煕大学の学生たちは現代の日本の歴史・政治・社会・経済に関する多くの知見を得ることができた)”と述べていた。

（OSIPP博士前期課程　千馬あさひ）