セミナー・シンポジウム修了生

「OSIPPでデータ分析を学び卒業した先輩とのオンライン交流会」開催

2023年6月4日、「OSIPPでデータ分析を学び卒業した先輩とのオンライン交流会」(CEPO* 主催)が、大阪大学法学部国際公共政策学科の学生を対象に、オンラインで開催された。8名の学生が参加し、OSIPPでデータ分析の手法を学び社会で活躍している修了生と交流した。

 

 

プログラムの前半では、OSIPP博士前期課程(修士課程)修了の岡春陽さん(現・経営コンサルタント)と、OSIPP博士前期課程(修士課程)とUCL(ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン)の経済学博士課程に在籍中の藤崎航太郎さんによるプレゼンテーションがあった。同じ大阪大学法学部国際公共政策学科出身でありながら、それぞれ全く異なる学生生活、その後のキャリアを選択した2人が、OSIPPへ進学した動機やOSIPPで得た学び、その学びと現在のキャリアとのつながりなどを話した。岡さんからは「楽しそう、という気軽さで進学していい」というメッセージ、藤崎さんからは「海外大学院進学は十分実現可能で楽しい選択」というメッセージがあった。プログラムの後半では少人数での質疑応答の時間が設けられ、参加者それぞれが修了生に将来のキャリアや学部生としての過ごし方についての質問や相談をした。

 

進学や留学を検討している学部1年次の学生から、社会人になってから大学院進学を考えている学生まで、さまざまな思いを持った学生が年次を問わず参加し、修了生2人の話に耳を傾けた。現在OSIPPに在籍している筆者も、学部生時代に進学や就職についてたくさん悩んだり先輩の話を聞いたりした経験があり、今回の交流会がそのような学部生にとって視野を広げるとても貴重な機会になったのではないかと思う。また、OSIPP教授である小原美紀先生からは「いろいろな道と可能性があることを忘れずに」という言葉があり、修了生2人の話と共に学生にとってとても心強いメッセージになったのではないだろうか。

 

(OSIPP博士前期課程 花山愛歩)

 

* CEPO(Center for Evidence-Based Policy Making @ OSIPP,OSAKA UNIVERSITY):EBPM(証拠に基づく政策立案)の普及を図ることを目的とし、OSIPP経済系教員により組織された研究センター。質の高いエビデンスに基づく政策立案に役立つ、厳密な実証/理論研究の推進に努めている。