【My Favorite】片桐梓 准教授「adizero」
2024.11.13
【My Favorite】
このシリーズでは、OSIPP教員の“推し”をご紹介します。
片桐梓 准教授「adizero(アディゼロ)」
私の“推し”は、アディダスのadizero(アディゼロ)というブランドのランニングシューズです。
元々は2005年に日本人ランナーを対象として開発されたブランドで、とても軽くてフィット感とクッション性が高いことがその特徴です。何故、アディダスのadizeroなのか?ミズノでも、アシックスでも、ナイキでも、ニューバランスでも、プーマでも素晴らしいシューズは沢山あります。実は、大学時代に所属していた陸上部の“秘密兵器”と言われていた私は、当時ずっとミズノを履いていました。ただ、最後まで“秘密兵器”のまま終わってしまったのですが…(つまりずっとベンチ要員でした、涙…)。
私がadizeroと出会ったのは、10数年前に初めてアメリカに留学した時でした。大学卒業後も続けていたジョギングでしたが、そろそろ履き古したランニングシューズを買い替えたいと思い、ある日ニューヨークのスポーツショップを訪れました。毎年ニューヨークマラソンが行われる大都市のスポーツショップには、当然のことながら軽くてスピード重視のシューズが多数並んでいるかと思っていたのですが、行ってみてビックリ!平均的なアメリカ人が日本人より大柄で、それなりのスピードで長距離を走る人があまり多くないからか、ナイキやアシックスのシューズでも、怪我をしないためのクッション性だけを重視した、重くてごっついシューズしか売ってないではないですか!それには困り果てて、スポーツショップの店頭で買うことを諦めて、オンラインでやっとのことで見つけたのがこのadizeroのシューズでした。ちょうどadizeroブランドが国際的に展開し始めた時期だったらしく、アメリカ国内でも待つことなくすぐ配達され、軽くてフィット感があるシューズに大満足でした。このadizeroがある限りは、海外にいる間のランニングシューズ問題は解決したなと思ったものです。
さて、初めてadizeroを手にした日から10数年にわたる海外在住中に、アメリカの各都市のみならず、シンガポールでも購入して履き潰したadizero のシューズは10足以上になります。カリフォルニアの心地良い天気の日も、雨の日も、ボストンのマイナス20度の雪の日も、ちょっと動いただけで汗だくになってしまうシンガポールの湿度90%の熱帯雨林気候の中も、ほぼ毎日のようにこのシューズでジョギングをしていたので、長い間本当にお世話になっています。OSIPPに赴任してきた昨年3月にも早速新調して、引き続き新生活のジョギングのお供にしております。
ちょっとしたキッカケから、ここまで同じブランドのシューズを履き続けるとは思いませんでしたし、競技としての陸上では全く芽が出なかった自分が、競技を引退した後も、まさか毎日飽きずに同じスポーツを続けられるとも思ってもいませんでした。これからも新しいadizeroを買うのを楽しみにランニングは続けたいですね。でも、せっかく日本に帰ってきたから、他のブランドのシューズも履いてみたいかも(笑)。
(片桐梓)
(この文章は2023年4月にOSIPP公式Facebookに掲載したものです。)