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OSIPPの院生会とは?

OSIPPの院生会とは?


大学院には院生会という学生組織があり、学部との大きな違いの一つです。OSIPPにも院生会があり、入学と同時に加入することになります。
(写真:右端が院生会副会長の大谷さん)

 

 

院生会は、学生が共同で使用する設備や備品の管理を行うほか、親睦を深めるためのイベントの企画・運営など、大学院生活をより充実させる役割を担っています。組織運営は主に博士前期(修士)課程2年次の学生が中心となって行います。今回は2025年度の院生会で会長を務めている阿部翔弥さん、副会長の大谷理化さんと倉本圭一郎さんにお話を聞きました。

 

どういう組織運営をされていますか。

2025年度は12名の幹事で運営しています。役職には、会長、副会長、および各種担当係があります。各ゼミから原則として1名ずつ(複数名でも可)代表者を選出して組織を構成しています。

 

院生会の目的や役割を教えてください。
院生会は、研究棟内の設備を学生の自主性のもとで管理することを目的とし、学生からの会費で運営されています。具体的な活動内容としては、交流イベントの開催、院生室の机・棚・ロッカーの管理、共有スペースの清掃、さらには持ち主不明の物品の処分に至るまで、多岐にわたる管理業務を行っています。写真は、今年3月に院生会が実施した大清掃の様子です。

OSIPPの院生にとって院生会があるメリットは何ですか。
院生会は、学生自身が主体となって充実した学生生活を築き上げるための組織だと考えています。同世代の多くはすでに社会に出て働き、責任を持って活動しています。私たちはまだ学生という立場ではありますが、自分たちの学びの場である院生室を、職場のように意識し、適切に管理していくことが重要だと考えます。そして、その役割の中心となるのが院生会です。

また、本研究科には約80名の修士課程の学生と、約20名の博士後期(博士)課程の学生が在籍しており、院生会は交流の場を提供する役割も果たしています。イベントなどを開催することで学生同士が交流し、お互いの興味関心について話すことで新たな刺激を受け、研究のアイデアが生まれることもあるかもしれません。

 

院生会の幹事をされていて大変だったことはありますか。

(阿部)大変なのは、かなり忙しくなることです。例えば、今年の1月にピザパーティーを開催しましたが、学期末ということもあり非常に忙しく、準備が大変でした。しかし、一緒に幹事をしているメンバーも非常に協力的なので、一人の負担はそこまで大きくはありませんでした。また、イベントの準備や大掃除も幹事同士で楽しみながらやっているので、良い息抜きにもなります。大変なこともありますが、それ以上に楽しいのが院生会の活動です。

(大谷)院生会でイベントやオリエンテーションの準備を進める際には、12人の幹事と情報を共有しつつ、分担した役割を遂行するところに大変さを感じることもあります。しかし、丁寧に進行することで、最終的には効率よく運営できていると感じています。副会長としては、会長のサポートや、担当が明確でないタスクに対応することが主な役割です。そのため、院生会やOSIPP全体の動きに常にアンテナを張っておくことを意識しています。

(倉本)ときには調整が必要な場面もありますが、みんなで声をかけ合いながら、チームワークよく活動しています。院生会の幹事同士の仲も良く、楽しく取り組めています。OSIPP院生のみなさんが、より快適に、安心して学び・交流できる環境づくりを目指しています。これからも、気軽に頼ってもらえる存在でありたいと思っています!

 

今年度はどんな活動をしていく予定ですか。
大清掃は年度末に実施しましたが、今後は、新入生を歓迎する親睦会の開催や毎年行われているOSIPP所属学生全体でのBBQイベントの開催を予定しています。OSIPPは約半数の学生が留学生で、イベントは国際交流の場所にもなっています。

 

OSIPP院生の皆さんや・入学に興味のある方に伝えたいことはありますか。

(阿部)OSIPP院生の皆さんには、日頃から院生会の活動に理解を示してくれているので非常に感謝しています。また、院生会の幹事でなくても、積極的に手伝ってくれる方がいるのも、OSIPPの素敵なところだなと感じています。これからも皆さんの学生生活が少しでも快適で楽しいものになるよう、院生会としてできる限りサポートしていきたいと思います。
大学院進学に興味のある方に伝えたいOSIPPの魅力はたくさんありますが、学生生活という観点に絞ると、専門分野や学年に関係なく院生同士の仲が良いことが一番の魅力だと思います。大学院での生活は往々にして大変なことがありますが、それでも学生生活が楽しいと思えるのは、この「仲の良さ」が故だと思います。「みんなと楽しみながら頑張りたい!」 そう思っている人に最適な環境です。

(大谷)OSIPP院生の皆さん、いつもありがとうございます。院生会の活動はもちろん、それ以外の場面でも気軽に応じてくれる環境に感謝しています。OSIPPに興味のある方、この研究科では多彩な個性とバックグラウンドをもつメンバーに囲まれながら、自分自身の興味や関心を深めていくことができます。視野を広く保ち、学際的な視点から研究や学生生活に励みたい人にはぴったりだと思います。

(倉本)OSIPP生の皆さんへ:いつも院生会の活動にご協力いただき、ありがとうございます。今年も、皆さんと一緒に楽しいイベントを企画・実施できればと思っています。アイデアやご意見があれば、ぜひ気軽に教えてくださいね。
入学を検討されている方へ:OSIPP(大阪大学大学院国際公共政策研究科)には、日本全国はもちろん、世界中から多様なバックグラウンドを持つ学生が集まっています。国際的で刺激的な環境の中で、日々、学びと研究に励むことができます。勉強だけでなく、人とのつながりや新しい経験を通じて、充実した大学院生活を送ることができますので、ぜひ一度、ご検討いただければ嬉しいです。キャンパスでお会いできるのを楽しみにしています!

(OSIPP博士前期課程 奥野愛理)

左から倉本さん、阿部さん、筆者