Eventsセミナー・シンポジウム

国際会議「アフリカの紛争解決-現場から、そして国際社会からの取り組み-」を開催

 2月10日、総合図書館6階のホールにおいて、「African Conflict Resolution(アフリカの紛争解決)」と題する国際会議を開催しました。

 この会議は、大阪大学の実施する二つのプログラム「アフリカの紛争解決に向けた知の循環と協働を通じた政策ベストミックスの解明」(戦略的国際研究交流推進事業)と、「未来共生イノベーター博士課程プログラム」(博士課程教育リーディングプログラム)の共催で、南アフリカのフリー・ステイト大学(UFS)、ザンビアのコッパーベルト大学、ブルンジのブルンジ大学、モザンビークのエドゥアルド・モンドレーン大学から研究者を招くとともに、上記プログラムでこれらの大学に留学したOSIPP生らも研究発表を行いました。

 会議の共通テーマは「紛争解決におけるアフリカ内部主導型と外部主導型のイニシアティブのバランスの模索」で、第1セッションでは国際機構・地域機構による関与、第2セッションでは選挙と紛争、第3セッションでは地元からの平和創造の観点から議論を行いました。また、実際に紛争解決における内部主導型と外部主導型のイニシアティブのバランスが模索された事例として第4セッションではザンビア、第5セッションではモザンビークを集中的に取り上げました。会場には約70人の参加者が詰めかけ、アフリカの紛争における共通項や事例毎の特徴、それらへの対応方法などについて真剣な議論が交わされました。

 続いて2月22・23日には、南アフリカのUFSに場所を移し、さらにセッションを増やして2日間にわたる国際会議を開催し、ジョナサン・ヤンセンUFS学長らも報告を行いました。会議の仕掛人で自らもブルンジについての報告を行ったヴァージル・ホーキンスOSIPP准教授は、「さまざまな視点から刺激的な議論ができました。本プログラム終了後も、引き続きこの共同研究に力を入れたいと思っています」と語りました。

      セミナー案内詳細は ⇒こちら

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