OSIPP政策フォーラム「次世代の安全保障と日米同盟の将来」開催

2016.10.26

　第73回OSIPP政策フォーラム

「次世代の安全保障と日米同盟の将来」

　2016年10月14日、第73回OSIPP政策フォーラム「次世代の安全保障と日米同盟の将来」が大阪大学総合図書館にて開催されました。

　今回のフォーラムでは、米国の有力シンクタンクであるパシフィック・フォーラムCSISと連携し、世界が求める次世代の日米同盟の在り方について議論がなされました。最初に司会者である星野教授より挨拶があり、その後、4名の若手研究員から今後の日米同盟の行方についてお話をいただきました。

　特にパシフィック・フォーラムCSISエグゼクティブディレクターのブラッド・グロッサーマン氏は、日米同盟をより一層強化する必要性を指摘されました。その理由としては、日米同盟を通して、台湾の防衛、南シナ海における中国の海洋進出、また海賊行為とテロ問題への対処などを挙げられました。その上で、慶應義塾大学の井形彬氏は、日米同盟の強化の方向性について、宇宙開発協力など技術強化を通じて、より強力な同盟を築くべきとの意見を披瀝されました。

　4名の講演後、星野教授からコメントと質問が投げかけられた後、フロアからも時間の枠に収まりきらないほどの質疑がなされ、講演会は大いに盛り上がりを見せました。

(OSIPP博士前期課程 孫雲之鵬)

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