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【院生投稿】 孫雲之鵬(OSIPP 博士前期課程)

【院生投稿】孫雲之鵬(OSIPP 博士前期課程


○ OSIPPの良いところ

 OSIPPのとくに良いところは2つあります。1つ目は履修科目の豊富さと多様さです。修士課程1年目の時に、私は必要単位を確保するため、授業に専念しました。専攻は国際公共政策ですが、国際政治という専門分野の中にある紛争研究に興味深いと思いました。授業の選択について、各関連分野の基礎知識を幅広く身に付けることが大事だと考え、政治関連の授業だけでなく、法律系の授業も受講しました。多様な学問分野(法律・政治・経済)が完備され、多様な履修科目を選択することができることがOSIPPの素晴らしいところだ思います。

 2つ目は学生と教職員の親切さです。この点に対して、自分の体験談を話したいと思います。入学したばかりの時、生活費を稼ぐため、アルバイトの以外に、応募資格が満たされる奨学金に対して何度でも申請を繰り返しました。私が提出した申請書類に何回でもミスが生じたとはいえ、教務係の方はいつも親切で優しく対応してくれました。また、奨学金の件で指導教官の松野先生に推薦書の執筆を何度もお願いしましたが、先生はいつも素早く応えてくれました。修士論文の作成に一番重要な時期である今、ゼミ内で自発的に行った論文の近況報告会の時に、研究の進め方に戸惑う自分は皆さんに助けてくれました。学生同士、学生と教職員の間に本当に距離感がないと感じます。また先生方も指導教官だけではなく授業でお世話になった先生方もに優しく接してくれました。そういう意味で私にとってOSIPPでの学生生活は本当に大きなファミリーで暮らすような感じだと思います。

 

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 ○ OSIPP2年目の学生生活

 今年の4月に、修士課程2年目に突入した私は本格的に修士論文の準備を行いました。今は西アフリカにおける小国であるシエラレオネの真実和解委員会の実施意義に関する修士論文の執筆を行っています。修士1年目のときに、今の指導教官である松野先生の下で移行期正義と紛争後の平和構築に関する知識を勉強していました。また、学部時代の学士論文もシエラレオネ内戦と紛争後の平和構築というテーマで書きましたので、それを参考として、今回は移行期正義における「真実和解」事業の役割に焦点をあてました。

 

○ 今後の計画

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 現在は11月中旬の初稿の締め切りまでに、修士論文の執筆に専念しています。それから就活を再開し、NGO・NPO法人とそれに関連する企業をターゲットとします。また、博士後期課程に進学する予定もありますので、修士論文を修正するとともに、冬季試験の準備も整えていくつもりです。

                                孫雲之鵬 (OSIPP 博士前期課程 2年)