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OSIPPアドバイザリーボード 開催

 1月29日、「OSIPPアドバイザリーボード」が開催されました。学外有識者を委員としてお招きし、OSIPPの教育研究活動について提言して頂く機会をもつもので、毎年この時期に開催されています。

 アドバイザリーボードは、民間企業や官公庁に在籍されている方、OSIPP同窓会の役員の方など多方面の有識者14名から構成されています。今年度はその内、アレン・グリーンバーグ氏(駐大阪・神戸アメリカ合衆国総領事)、イ・ヒョンジュ氏(駐大阪大韓民国総領事)、インゴ・カールステン氏(大阪・神戸ドイツ連邦共和国総領事)、幸田武史氏(関西高速鉄道(株)常務取締役)、辻本賢氏(OSIPP同窓会「動心会」会長)の5名の委員にご出席いただきました。

 会合ではまず、大久保副研究科長が、OSIPPにおける教育面の課題として、女性教員や外国人教員の割合の低さ、留学する日本人学生の少なさといった点を挙げました。また松野副研究科長は、OSIPPの財政状況と教員の社会貢献活動状況を説明しました。最後に村上研究科長より、少子化や、新興国大学との優秀な生徒獲得競争の激化といった大阪大学の学内共通の課題について説明があり、その上で「学生の多様化」と「教員の多様化」を目指していくことを強調しました。

 以上の説明を受けた委員の方々は、講演会を多く開催するなどして社会との交流を密接にしようとするOSIPPの姿勢を高く評価されました。しかし課題として、他の研究科と比較してOSIPPの強みとは何かを一層明確にする、また、OSIPPの教育水準を一層高めることのできる人材を確保する、OSIPPの存在を今以上に社会に発信していく、といった点を指摘いただきました。

(OSIPP博士前期課程 木村望美)