Events学術交流協定

韓国キョンヒ大学 学生交流プログラム

2014 OSIPP Special Winter Program

on Society and International Relations of Contemporary Japan


2月9日から13日の5日間、「OSIPP冬季プログラム」が開講され、韓国の慶煕大学から33名の学生が参加しました。この学生派遣プログラムは、大阪大学から韓国の大学に学生を派遣する夏季プログラムと合わせて毎年行われており、今年で5回目の開催となります。

本プログラムは、OSIPPの複数の教員が日本の国際関係や安全保障政策、財政政策などについて多角的な視点から英語で講義を行うものです。初日は、星野俊也教授による「Society And International Relations of Contemporary Japan」についての講義の後、ウェルカムランチパーティやキャンパスツアーが実施されました。

3日目には18世紀イギリスで貴族として育った黒人女性の生涯を描いた映画「Belle」を題材として、慶煕大学の学生とOSIPPの学生によるディスカッションが行われました。このディスカッションでは、日韓の学生でグループを作り、人種差別、人権、不平等についてだけでなく、日韓の共通点や違いについても活発な議論が行われました。

4日目には、赤井伸郎教授による「Japanese Culture and Fiscal Policy」についての講義や、OSIPP招聘研究員である前田邦弘氏(株式会社ユニークアイディ代表取締役、株式会社クォンタムアイディ代表取締役)を招き特別講義「Keep in Touch for CYBER PEACE」を行いました。そのほか、竹内俊隆教授、小原美紀准教授、中嶋啓雄准教授、山田康博准教授、中内政貴特任講師がそれぞれの専門分野について講義を行い、充実した内容となりました。

最終日の13日には、村上正直研究科長から参加者一人一人に修了書が授与され、慶煕大学の学生らは晴れやかな笑顔を見せていました。参加学生からは、「この5日間で、日本の政治、社会、文化など様々なことを学ぶことが出来た。特に、日本人学生とのディスカッションが最も印象的であった」といった感想が寄せられました。

(OSIPP博士前期課程 栗山緋都美)