在学生

OSIPP院生会の紹介

「院生会」という学生の自主的な組織が大学院には一般的に存在しています。しかし一口に院生会といってもその様態や機能は大学・研究科によって様々です。ではOSIPPの院生会はどういった組織なのでしょうか。院生会の会長を務める金株利さん、副会長を務める長田晃一郎さん(ともにOSIPP博士前期課程)のお二人にインタビューを行いました。

(写真 左上:金さん、右上:長田さん、中央:岡)

 

 

院生室リフレッシュルーム(OISPP棟4階)

院生会には誰が所属していて、誰が運営しているのですか。 院生会には基本的にOSIPPの全学生が所属しています。また各研究室からM2以上の学生が一人選出され、運営を担います。

 

OSIPP院生会の目的や役割を教えてください。
院生会は院生間・または教員との交流を促進することと、研究棟内の設備を学生の自主性をもって管理するという目的で学生から会費を集めて活動しています。具体的には交流イベントの主催や、院生が管理する研究施設における個人スペースの割り振り、共有スペースの掃除や放置された卒業生や持ち主不明の荷物の処分などの管理業務まで、役割は多岐に渡ります。

 

OSIPPの院生にとって院生会があるメリットは何ですか。
院生会が管理している施設で研究や交流ができ、また施設内で不足している備品なども学生の自主的な管理によって素早く補充していくことができます。また学生による組織として院生と教員・教務係の意見の橋渡しの役割を担えます。そうした面ではOSIPP内のコミュニケーションを活発化・円滑化させていると言えるでしょう。

 

院生室(OSIPP棟5階)

コロナ禍ですが今年度は具体的にどんなことをしましたか。
先ず初めに、昨年度コロナ禍の影響で使用することができなかった院生室の机を使用できるようにしました。昨年度は、学生生活委員会(教員の組織)が定めた院生室の滞在時間の制限規則に従い、一部を除いて机の使用を禁止したため、実質的に院生室内で研究することができなくなっていました。その判断は間違っていなかったと思いますが、コロナ禍が長引くなか、OSIPP棟内で研究できる場所を取り戻したいという学生の要望があったため、学生生活委員会に規則変更を願い出ました。同時に学生の安全を守りながら研究室を使う方法について運営メンバーで協議を行い、間隔を空けた席の配分など机の使用方法について細かなルール改訂を行いました。
またオンラインで履修相談会や就職活動相談会といった新入生向けのイベントを開催しました。後者に関しては卒業生にも参加していただき、幅広い世代での交流を実現することができました。

 

OSIPP院生の皆さんや・入学に興味のある方に伝えたいことはありますか。
長田さん:大学院生というと一人で黙々と研究に打ち込むので孤独を感じるのではないかと不安になっている方もいるかもしれませんが、OSIPPには交流を促進する施設やイベントも多く、研究以外の面でも充実した学生生活を送ることができると思います。
金さん: OSIPP学生の皆様がより良い研究環境で研究ができるように日々考え、学生に寄り添った運営を心掛けています。良い研究環境を整えるべく、これからも院生会の運営を頑張っていきます。安心して学生生活を送ってください。また、ぜひOSIPPに来てください!

記事を執筆している私も院生会の一員です。今回のインタビューを通し、院生会の活動が機能していることによる学生生活の充実を、改めて感じました。

(OSIPP博士前期課程 岡春陽)