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【FGLCレポート】vol.2 運営スタッフ(学生)事前インタビュー

FGLCレポート第二弾は、FGLCを運営している学生の皆さんへのインタビューです。本年度は、松繁ゼミの学生を中心に16人で活動されています。今回は、以下の方々にインタビューしました。
真島怜子さん(法学部国際公共政策学科 3年/運営・統括)
金野眞子さん(法学部国際公共政策学科 3年/企画運営係)
髙田沙紀さん(外国語学部 1年/資料機器係)

(インタビュー時期:2021年8月中旬)

 

1. 松繁寿和先生から、学生のみなさんがFGLCの準備・運営をサポートしていると伺っています。具体的に、どのような役割を担われているのでしょうか。

画像右上:資料機器係/髙田沙紀さん
(事前クラウド講座で高校生に使用方法を説明中)

(真島) 運営(委員会)としては、SNSでの広報活動、参加者の審査、ゲスト講演の依頼、ロジカルシンキングや学術的なスライドの作り方など参加者向けの動画の作成、当日使うアプリケーションの使い方講座の開設、ZOOMや機器のセッティング等、多岐にわたります。 統括としては、全体への情報共有や、メンバーへの仕事の依頼、全体の進行の確認などをしています。

(金野) 企画運営係は、当日のレクリエーションの内容を考えたり、アンケートや修了書等の書類作成をしたりしています。他の係の作成したスライドの添削をすることもあります。

(髙田) 資料機器係として、FGLCで使うアプリや機器の調査・説明を担当しています。私はSlackの担当で、使い方を調べてスライドにまとめ、クラウド講座を開講して高校生に説明しました。

 

2. ゲスト依頼もしていると仰いましたが、ゲストはどのように決定したのですか?

(真島) 実務経験があり、インターネット検索では得られないような独自のお話を伺える方にと考えて、OSIPP教授で前国際連合日本政府代表部大使でもある星野俊也先生と、OSIPP修了生で現在外務省に勤務されている原琴乃さんのお二人にお願いしました。星野先生は国連や関係機関での実務経験が豊富で、原さんも小さいお子さんを育てつつ海外で勤務されたり、日本のSDGs発展に大きく貢献されたりしています。実際の現場を知るお二人の生の声を届けられればと思いました。

 

3. みなさんが運営に参加したきっかけ、理由について教えてください。

(真島) 私は、高校生の時にFGLCに参加した経験から、大学生になったら運営側として FGLC に関わりたいと思っていました。1年次に私が高校生で参加した時に運営をしていた先輩が運営に誘って下さり、初めて運営に加わりました。2年次からは松繁ゼミに所属し、ゼミ生として参加しています。

(金野) 私は真島さんに誘われて、去年初めて参加しました。その時に、高校生でここまで色々考えている子達がいるのだと衝撃を受け、今年からは松繁ゼミに入り、運営スタッフとして参加を続けています。

(髙田) 私は、履修していた松繁先生の授業内でFGLCが紹介されていていたのがきっかけです。私自身はFGLCには参加していませんでしたが、高校生の頃からSDGsに強い関心があったことから参加を決めました。

 

4. 運営をする上で、大変なところや面白いところを教えてください。

企画運営係/金野眞子さん
(当日はファシリテーターとして参加予定)

(真島) メンバーはそれぞれ学業以外にも就活・アルバイト・サークル活動と他の活動もしているので、今年は身体的負担を減らすためにオンライン会議の回数を減らしました。代替策として、GoogleドライブやSlack上でのやりとりを中心とした運営を試みています。

(金野) 今回はイベントのプログラム全てがオンラインなので、全体としてのコミュニケーションは難しい所があります。一から自分たちで企画して運営しているところは大変な反面、面白さも実感しています。自分の提案やチームで考えたことが形になっていくところに、やりがいや達成感を感じています。

(真島) 今年は松繁ゼミの学生が9名、それ以外の国際公共政策学科の学生が4名、外国語学部の学生が3名と運営メンバーの所属も様々で、1年生から4年生までいます。多方面な才能を持つ様々な人が運営に携わっているので、交流が楽しく刺激も受けています。

(髙田) 参加してくれる高校生も、全然私と違う背景や考えを持つ人が多くて面白いです。

 

5. 来年以降、FGLCの運営の形が少し変わると伺いました。

(金野) はい。例年、FGLCと並び国際公共政策コンファレンス(仮称:待兼山会議)という研究成果を発表するイベントも開催しています。今後もこれら二つのイベントを長期的に開催していくために、運営を行うサークルの立ち上げを考えています。学部・学年を問いませんので、募集を見かけたら是非ご検討をお願いします!!

 

6. FGLCへの参加によって、国際公共政策学科や大阪大学に進路を決める方もいるとお聴きしました。

(真島) 実際に、FGLCへの参加をきっかけに国際公共政策学科に進学し、現在は運営側で活躍しているメンバーがいます。私の場合は反対に、もともと国際公共政策学科への進学を志望していたことから、FGLCに参加しました。

(金野) はい、去年・一昨年に参加してくれた高校生が何名も入学してきてくれたり、運営に参加してくれたりしています。今年の運営メンバーは16名中4名が過去の参加者です。

 

7. 間もなく、FGLC当日を迎えますが、意気込みと高校生へのメッセ―ジをお願いします!

運営・統括/真島怜子さん
(写真:2020年度FGLCにおける活動の様子)

(真島) 当日の3日間は特にハードですし、終えてからも仕事は沢山あるので、健康第一で頑張りたいです。参加される高校生の方、3日間という短い時間でも、進路に影響を与えたり国際問題に対する感じ方が変わったり、自身の価値観に大きく影響する3日間になると思います。全力で頑張ってください!

(金野) 私は2回目の参加なので、ファシリテーターとして去年よりもっと上手に参加者の意見を引き出したいです。今回もオンラインなので、全国各地から高校生が参加してくれます。貴重な機会だと思うので、高校生の皆さんには、積極的に発言・議論して、刺激し合ってほしいです!

(髙田) 初めての運営で緊張や不安もありますが、精一杯頑張りたいと思います。高校生の参加者ともお互いに刺激を与え合えるように、事前準備をしっかりしておこうと思います!

 

学部生が運営スタッフとして参加しているとは伺っていましたが、学部生の皆さんが一から準備し運営されていて驚き、仕事に責任感をもって取り組む姿勢には感激しました。また、FGLCに高校生として参加されていた方が、阪大生になって運営に参加したいと思うところからも、やはり素晴らしいイベントなのだろうと感じ、当日の取材がますます楽しみになっています。

(OSIPP博士前期課程 中瀬悠)