研究科行事

OSIPPオンライン大同窓会2022 開催

OSIPPオンライン大同窓会2022 開催


2022年11月27日、OSIPPオンライン大同窓会2022が開催された。OSIPP修了生のネットワークの構築を目的として企画され、現役生や現役・退職教職員なども含めて約100人が参加した。

 

 

中林美恵子先生(早稲田大学)

開会の挨拶では、OSIPP同窓会「動心会」の辻本賢会長が、オンライン開催という新しい同窓会の開催方法を試みることで、世界中で活躍するOSIPPの修了生の交流の機会を作りたいと述べた。その後、赤井伸郎研究科長からOSIPPの教育や研究の現況、将来計画構想などの説明があった。続いて2人の修了生からの報告があった。まず、「インドネシアの教育事情」と題して、Tengku Munawar Chalil先生が、現在助教として在籍するバンドン工科大学の教育環境や研究内容、そして教員としての自身の近況について紹介した。次に、早稲田大学教授の中林美恵子先生が、アメリカ連邦公務員としての勤務やメディアでの論考などの活動といった豊富な経験をもとに、アメリカの中間選挙の結果に関する解説を行った。

写真右下:Tengku Munawar Chalil先生

同窓会の後半では、少人数のグループに分かれて交流会が行われた。各グループでは、ファシリテーターの進行のもと、様々なバックグラウンドを持つ参加者が近状を報告しあったり、今後の同窓会のあり方を議論したりした。卒業生からは、OSIPPのネットワークを仕事や研究に活かすために、今回の同窓会のようなゼミの繋がりを越えた交流の場が引き続き設けられることを希望する声があった。現役の教員からは、どういう学生が社会で求められているのかを修了生の視点から知ることで、OSIPPの教育の拡充につなげたいという意見があった。また、現役生は、ロールモデルとなる修了生たちとの交流を自身のキャリア選択に活かしたいと、交流の機会が継続的に開催されることを望んでいた。最後には、グループの意見が参加者全体で共有され、留学生が多いというOSIPPの特色を踏まえつつ、効果的に修了生のネットワークが構築できるような同窓会のあり方が検討された。

初めての試みとなったオンライン同窓会は、気軽に参加できるというオンラインのメリットを生かして、様々な方面で活躍する修了生や教職員、現役生が世代を超えて交流する機会となった。久しぶりに顔を合わせた教員と修了生の和やかな交流なども見受けられ、再会を懐かしんでいる様子だった。今回寄せらせた意見や要望を踏まえた、今後の同窓会の定期的な開催や、さらなるOSIPPのネットワークの構築・活用に期待が寄せられる。 

OSIPP同窓会「動心会」:https://www.osipp.osaka-u.ac.jp/ja/osipp-links/doshinka/

                       (法学部国際公共政策学科 池内里桜)