在学生

【院生投稿】栗山緋都美さん(OSIPP博士前期課程)

   OSIPP進学、学生生活、就職について

 私は、中学生の頃に経験したアメリカでのホームステイをきっかけに、国際社会でグローバルに活躍する仕事に就きたいと考えるようになりました。学部1年生の頃には、オーストラリアで1ヶ月の語学研修も経験し、その思いはさらに強くなりました。学部では、政策創造学部に所属し政治や経済などを幅広く学び、所属したゼミの教授の影響や大学院に進学した先輩のアドバイスもあり、大学院進学を考えるようになりました。3年生になり、友人たちが就職活動を始める中で、大学院進学か就職活動かですごく悩んだ時期もありましたが、実際に海外でのフィールドワークやインターンシップなど貴重な経験を重ねる先輩の話を聞き、大学院受験を決意しました。

 OSIPPの魅力としては、様々な専門分野をもつ先生方のもとで研究が出来ること、多くの留学生とともに英語での講義が受講できること、海外プログラムやインターンシップの機会が豊富であること、海外インターンシップや研究調査に対する助成が充実していること(注)などことなどが挙げられます。私自身も、OSIPPが所属するEUIJ関西の助成を受け、長期休暇に欧州連合の4ヶ国を対象とした2週間の研究調査旅行を経験しました。このようなグローバルな環境で自身の研究を深められるだけでなく、将来の目標に向かって努力する熱心な学生が集まっているという点もOSIPPの魅力のひとつです。OSIPPには、国際機関での就職を目指し実際にインターンをしている学生や、国家公務員を目指し公務員試験の勉強に励む学生、海外の大学での研究や現地での調査を目的として留学する学生など、自分の将来の目標を実現するための強い意志を持った学生が多くいます。私も先輩や同級生から良い刺激を受けながら、来年度からのデンマークでの長期留学に向けて準備を進めています。

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 また、現在、OSIPPの修士課程の学生の多くが就職活動を開始しています。文系の大学院生の就職活動は決して簡単なものではありませんが、これまでのOSIPP卒業生は外資系企業や日系企業、公務員や銀行、メーカー、シンクタンク、コンサルなどに就職し各方面で活躍されています。

 2年間の修士課程における修士論文の執筆と就職活動の両立は大変ですが、OSIPPでは多くの機会に恵まれたグローバルな環境の中で、高い目標を持った学生とともに日々切磋琢磨しながら学生生活を送ることができると私は思います。

 

写真:左上の写真中央が栗山さん。
     2014年5月、赤井研究室主催「神戸港視察クルーズ」に参加したときのものです。

(注) 
助成については、毎年継続して同じ助成が確保されているわけではありません。