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“年賀状を書いてみませんか?”
グローバルコミュニティーカフェ主催ワークショップ

2021年12月23日、OSIPP棟2階のグローバルコミュニティオフィス(旧:国際交流室)主催によるワークショップ ”年賀状を書いてみませんか?” が開催された。近年は、特に若者の間では年賀状を書く人が減り、メールやSNSのメッセージでの新年のご挨拶が主流となっている。そんな中、このワークショップは、最近は年賀状をあまり書いていない日本人学生や、OSIPPの留学生に、日本の伝統的な新年を迎える準備の一つである年賀状を書く体験をしてもらうことを目的に開催された。

 

グローバルコミュニティオフィスで、年賀はがきはもちろん、「賀春」の文字や2022年の干支の虎が描かれたスタンプ、同じく虎やお正月らしく梅や松をモチーフにしたシール、カラーペンなどが豊富に準備されており、身一つで気軽に体験できるようになっていた。

取材中、体験に来たBenceさんにお話を伺うことが出来た。Benceさんはハンガリー出身の研究生で、2021年の12月に大阪に来たばかりだという。幼い頃から空手を習い、日本文化にも関心があり「年賀状づくり」にも興味をもっていた。スタンプの「あけましておめでとうございます」の文字の意味をグローバルコミュニティオフィスの職員である櫻井さんに尋ねながら、スタンプとシールを使って、華やかな年賀状を作成していた。また、最後に櫻井さんからのオファーに応えて、ハンガリー語で「あけましておめでとう」を意味する “boldog új évet kívánunk!” と書いた、ハンガリー語ヴァージョンの年賀状を作成していた。(写真:Benceさんと櫻井さん)

 

 

今回のイベントは新型コロナウイルスの感染拡大防止の観点から、少人数での開催となったが、それがかえって参加者同士や櫻井さん、そしてオフィスのもう一人の職員であるNickさんと交流がしやすい雰囲気になってよかったと感じた。

 

筆者にとっては、白紙の年賀状に一からデザインするのは初めての経験だった。このプロセスは意外にも難しかったが、とても楽しかったので、来年は手書きで書くことも検討しようと思う。グローバルコミュニティオフィスでは、現在のところ新型コロナウイルスの影響で中止になっているイベントも多いが、定期的に学生間や教職員との交流の機会になるイベントを開催していた。イベント自体が楽しかっただけでなく、櫻井さん、Nickさんともにフレンドリーで優しい方だったので、次のイベントの開催が待ち遠しい。

(OSIPP博士前期課程1年 中瀬悠)